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十鬼の絆 〜関ヶ原奇譚〜
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十鬼の絆 〜関ヶ原奇譚〜 : ウィキペディア日本語版
十鬼の絆 〜関ヶ原奇譚〜

十鬼の絆』(ときのきずな)とは、アイディアファクトリーオトメイト)より2012年7月19日に発売されたPlayStation Portable女性向け恋愛アドベンチャーゲーム2013年7月25日にファンディスク『十鬼の絆 花結綴り』(ときのきずな はなゆいつづり)が発売。
== 登場人物 ==

=== 主要人物 ===
; 涼森 雪奈(すずもりゆきな)
: - なし
: 本作の主人公。十鬼衆の一つ「凉森家」の頭領で、女性ながら八瀬姫の護衛役を務める。
: 八瀬姫が昏睡状態に陥る前に主人公に下した命のため、奔走することとなる。
: 性格は年の割に落ち着いている。また非常に真面目で、冗談が通じない面もあるが、その真っすぐさで主である八瀬姫を一途に慕っている。
: また八瀬姫も主人公のことを妹のように可愛がっており、何かと目を掛けている。
: 琴爺・月爺・汐爺といった男性に育てられたためか、色事に対しては疎く、非常に鈍感。
: 護衛という立場から、剣術を中心とした武芸の修練を積んでいる。実力は未熟ながらも、その身のこなしの素早さにおいては定評がある。これについては、代々の涼森家に伝わる能力によるもの。
: 幼少期より、八瀬の里にて前述の三人の爺やに育てられてきた。
: そのため世間値が低く、鬼は「信頼する者にのみ姓を教える」ことになっているにも関わらず、初対面の千歳達に自身の姓を教えてしまうなど、非常識な行動を取ることも。
: またこの世界では、主な鬼は名前に「千」の文字が付くようになっているが、主人公の名前にはそれがない。
: その理由は千鬼丸ルートでのみ発覚する、主人公の出自に大きく関わっている。
: 実は主人公は涼森家の生まれではなく、八瀬家の娘。八瀬姫である千羽の実の妹にあたる。
: 本来の名は、読み方はそのままで「千奈」という漢字が当てられていた。
: しかし後継ぎのいない涼森家へ養子に行くこととなり、出自を隠すために名前の漢字も変えることとなった。
: 更に「相手の能力を奪う力」により涼森家の前頭領を殺してしまった過去を持つが、その際の記憶は曖昧になっている。
: 千耶ルート・千鬼丸ルート以外で、真の鬼の姿に覚醒する(髪は伸び、肌は白く、瞳の色は金になる。また鬼の象徴である角も生える)。
: また千鬼丸ルートのノーマルEDでは、亡くなった千羽の後を継ぎ、次代の八瀬姫となる。その際は名も本来の「八瀬 千奈」としている。
; 千歳(ちとせ)
: 声 - 伊藤健太郎
: 「西海九国の鬼頭」。十鬼衆の一つである「風間家」の頭領である。オトメイト別作品である『薄桜鬼』に登場する、風間 千景の先祖にあたる。
: 性格は千景とは正反対の熱血漢。感情が表に出やすく、その時の感情あるいは思いつきで行動する直情型。
: 大剣を振るい、豪快に敵を薙ぎ払っていく。また炎を使った攻撃も行う。
: 島津家と縁が深く、特に島津豊久とは兄弟のような間柄で、非常に仲が良い。
; 千耶(かずや)
: 声 - 神谷浩史
: 「陸奥六郡の鬼頭」。十鬼衆の一つである「雪村家」の頭領。『薄桜鬼』の主人公・雪村 千鶴と、その双子の兄である南雲薫の祖先。
: 主人公が千耶を助けるために初めて同族殺しをした際、その姓を明かした。
: 寡黙かつ冷静な性格で、一人で何でも背負い込むところがある。
: 武器は「大通連」「小通連」という二本一対の刀。これは後の世界である『薄桜鬼』にて、大通連は薫へ、小通連は千鶴へと受け継がれた。
: また氷の礫などを使った攻撃なども行い、その冷気によって相手の動きを封じたり武器の強度を弱めることもできる。
: 徳川家というよりも徳川 家康個人に縁があり、関ヶ原の戦いの際は「雪村家が十鬼衆から除名されてもいい」とまで言い切り、彼に味方しようとした。
: これは昔、伊達 政宗に里を人質に取られ味方になるよう脅された際に、家康によって救われた恩義があるためである。
; 千岳(かずたけ)
: 声 - 乃村健次
: 「漂白の者」。十鬼衆の一つである「天霧家」の頭領。『薄桜鬼』の天霧 九寿の祖先。十鬼衆の中では年長者のため、まとめ役となっている。
: 年長者らしく頼れる兄貴分で、保護者的目線で千歳や主人公を見守っている。
: 武器を持たず素手で戦うが、その実力はかなり高い。
: 他の十鬼衆と違い、一族固定の里を持っていない。
: それを負い目に感じていたところを、石田 三成に声を掛けられ、西軍が勝てば固定の里を与える約束で西軍に就くこととなった。
: 結局、関ヶ原の戦いは東軍の勝利となり、千歳の提案で薩摩の風間家の里へ身を寄せる事となる。
: 『薄桜鬼』にて、天霧が風間の部下のような立場になっているのは、このことが起因していると考えられる。
; 秦(しん)
: 声 - 日野聡
: 「西国の現神」。十鬼衆の一つである「不知火家」の頭領。『薄桜鬼』の不知火 匡の先祖。
: 他の十鬼衆と違い、人に神として崇められている。
: 武器は一族に伝わる糸。これを自在に操り、敵を翻弄し攻撃する。
: 辛辣かつ真実か嘘か解らない発言が多いが、認めた相手には寛容。同じ十鬼衆の千岳とは特に中が良く、互いに認め合っている。
: 関ヶ原の戦いでは、一族の長老の考えから毛利家に味方した。但し、秦自身は「人に関わるべきではない」という考えを持っている。
: 秦ルートでは、主人公が八千代らに捕まった際、秘密を守った信頼の証として不知火の姓を明かした。
: 人を喰ったような物言いや派手な見た目に反して、「約束は必ず守る」「なるべく人とは関わらないようにする」など、他の鬼の頭領と比べて、鬼としての強い責任感を最も垣間見る事が出来る人物。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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